花粉の舞うこの季節、東京でも防塵マスク／ネガネの重装備で固め
た方を大勢見かけますが、皆さんは如何でしょうか。斯く言う拙者
も花粉症で、暫く鼻紙を手離せそうにありません。
さて、本コーナーでは、九州大学経済学部卒業生を中心としたサー
クル／グループをご紹介して参ります。サークル／グループと言っ
ても大袈裟なものではなく、例えば、年に１回集まってゴルフをす
るお仲間である等、同窓生の交友にスポットを当てて行きたいと思
っています。
第一回として、【昭和３３年ご卒業：平野 豊 様】より、
『ちかぐるっぺ』という何やらユニークな名称のサークルをご紹介
いただきましたので、是非ご覧下さい。

＊広く掲載記事を募集中ですので、同窓生のサークル／グループ等、
　是非こちらへご紹介下さい。

＊ご投稿いただいた同窓生へのご連絡等は、お気軽にホームページ
　上のＢＢＳ『談話室』をご利用下さい。

　　　　　我らが同人誌「ちかぐるっぺ」

　「ちかぐるっぺ」は、我々が卒業した翌年、昭和３４年（１９５
９年）、有吉兄（現同窓会東京支部長）の提唱で始まった。彼は秀
村ゼミ、私は岡橋ゼミということもあってメンバーは両方のゼミの
ものが多い。
　在学当時、箱崎にある本学の校門を入ったところにあった法文系
ビル地下の社会科学研究会（社研）の部室で喧々諤々議論をしてい
た仲間でつくるということから「ちかぐるっぺ」と名付けられた。

　第一号は編集・印刷とも有吉兄一人。今第一号を見て、当時自治
会？が作っていた授業の講義録と同じガリ版刷りなのも懐かしい。
　内容を見ると、近況報告あり、随想あり、また論文らしきものも
ありで自由に執筆している。この号の編集をした有吉兄は、「”は
じめに”と”あとがき”」で「柄にもなく固いものが多いのですけ
れど、もっと気軽に継続することを目標にしたらどうだろう」と述
べているが、まさにそのとおりで、みんなが気軽に書いてきたので、
これまで続いたのだと思う。

　その後、編集は、永松兄（在西宮）が引き受け、彼の精力的な努
力で、間歇的に６〜７年に一回のペースで発行されてきた。
　平成１３年７月の東京支部同窓会に福岡から参加されたメンバー
の一人でもある逢坂兄（九大名誉教授）から「ちかぐるっぺ」の発
行を促され、永松兄が多忙だったので、有吉兄と私で編集すること
になり、平成１３年末に第七号が発行された。
　第七号には、秀村先生が「学びつつ老いる」を寄稿され、田中貞
輝兄の「伊能測量の実像−伊豫宇和島領高山浦の場合」の力作もあ
り、メンバー１５人全員の原稿が集まった。

　そして第七号の発行を記念して平成１４年３月「ちかぐるっぺ」
としては、初めての会合を東京・学士会館で開いた。メンバー１５
名のうち１３名が参集、秀村先生も福岡から参加され、隈、田中、
永松の諸兄もそれぞれ九州、四国、関西から参加した。卒業以来、
始めて会う仲間もいて、昔話に花が咲いた。
　これからも、みんなが元気な間は５〜６年毎には発行したいと考
えている｡